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  1. 本に関すること

漫画感想 『虚構推理 (1)』 城平 京(原作)、片瀬 茶柴(漫画)

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Comic Review

書籍情報

作品名:虚構推理
巻数:1巻
著者:城平 京(原作)、片瀬 茶柴(漫画)
出版社:講談社
発売日:2015/10/16

今、この記事をあげている段階で4巻まで発売されています。
店頭にあるお試し冊子(1話分掲載されている)を読んで、すぐに大人買いをしました。
そこそこいい歳になりましたが、大人(お金を稼げるという意味)になって良かったなぁとしみじみと思う今日この頃です。

ジャンルは、ミステリ(妖怪が絡む)とラブコメになるのでしょうか。もともと小説が先に発表されており、その小説を原作にしたコミカライズになります。

ちなみに原作は未読です。漫画版が完結したら、情報の補完として読もうかなと思っています。

可愛いから無骨まで私好みの作画

まず、画が好みです。やはり漫画ですから、画が好みであるとか惹きつけられる構図とかそういった視覚的な部分で読むか読まないかを決めることが多いのではないでしょうか。

ヒロインの琴子ちゃんだけでなく、その他の女性も可愛い(綺麗)です。個人的には、ちょっと強面でガタイの良い(奥手で紳士)寺田巡査部長が好みです。眼福眼福。後は、化け狸に代表されるもふもふやちんまりした妖怪もきゅんとします。話と話の間の挿絵がいちいち可愛らしいです。

作画を担当している方は、この漫画がデビュー作ということなのですが素人目に見てもレベルが高いのではないでしょうか。原作者の方は、「スパイラル ~推理の絆~」や「絶園のテンペスト」の方だということですね。どちらの漫画もタイトルは知っているのですが、手に取ったことはないのでちょっと気になります。ミステリ作家として評価の高い方のようですので、今後のストーリー展開にとても期待しています。

 

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バラバラでいてどこかでかちりとはまる

この巻は、琴子ちゃん(主人公)、九郎先輩(主人公)、サキさんという主要な3人がどういう人物でどういう関係なのか(微妙な三角関係)という物語のプロローグです。1巻において既に彼らのキャラクターはてんでバラバラな要素を持つのに、既に一方で強く結びつく共通点も感じます。

琴子ちゃんと九郎先輩

琴子ちゃんは九郎先輩にひとめぼれしており猛烈にアプローチしていますが、九郎先輩は暖簾に腕押し状態(むしろ邪険にしている)です。一応、出会ってから2年半(巻の終わり)では恋人同士だと琴子ちゃんがサキさんに宣言していますが九郎先輩はどう思っていることやら。

一方で、お互いに人間でありながらその枠をはみ出した存在ということを明かし「ほっとけない」といったある種の運命共同体としての絆を感じます。

九郎先輩とサキさん

元恋人同士であり、別れた後もずっと未練があります。むしろまだまだ心の中ではいっとう大事な人で間違いないと思います。そもそも破局の原因が、九郎先輩の体質に常人であるサキさんが耐えられなかったことにあるため九郎先輩もサキさんもお互いに一緒にはいられないというある種の諦めを感じています。

サキさんと琴子ちゃん

二人とも、九郎先輩が好きで好きで仕方がないという。巻の最後でようやくお互いの共通点が九郎先輩ということが分かるので登場人物の関わり合いにおける共通点はありませんが、ビジュアル的にどうにも対極に位置する存在だと思います。

知恵の神の条件

原作の小説版に言及してあるのかもしれませんが、未読であるため間違った考察だったらすみません。

琴子ちゃんを知恵の神にするために、妖怪たちは左足と右目を奪ったとされています。私は、片足・隻眼といえば、まず「一本だたら」という妖怪を思いつきました。でも神様にしたということなので、片足・隻眼の神様と言われれば、コミックでも鍛冶の神様と言及されていましたが、天目一箇神(あめのまひとつのかみ)を想像するのが正しかったようです。

でもどうして、鍛冶の神様を彷彿とさせる姿にしたのでしょう。神の条件であるならば、片足もしくは隻眼だけでも良かったのではないかと思ってしまいます。この辺りは原作者様のみぞ知ることでしょうけれども、好き勝手に解釈するのであれば古代において祭器や武器を鋳造する技術を持つ者=最先端の知恵を持つ者という考えを妖怪たちが持っていたという風に考えることにします。

ちょっと小話ですが、民俗学者の柳田国男の著書の中にも確か片足・隻眼の神様(妖怪だったと思います)についての記述があったように思いますので、興味のある方はぜひ。

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