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漫画感想『メタモルフォーゼの縁側』 鶴谷 香央理 (著)

Comic Review

書籍情報

作品名:メタモルフォーゼの縁側
巻数:1巻
著者:鶴谷 香央理
出版社:KADOKAWA
発売日:2018/05/08

本屋で見かけてからずっと気になって、ようやく手に入れました。

きっかけが異彩

老婦人と女子高生の交流を描いたストーリー。

二人が出会ったきっかけは、BL(ボーイズラブ)

世代を超えた友情の話はまま見かけますが、きっかけが異彩を放っていますよね。

このキーとなるものが好みがはっきり(拒否感を持つ人はそれだけで手に取らないかも)分かれる題材を持ってくるのはインパクトはありますが、作者さんはちょっと博打を打ったなぁと思います。

現に、実際に中身を目にするまでは内心どんな内容なんだろうなぁと思っていました。

お友達になるきっかけとしてBLが登場しているのは分かっていたので、きっと漫画にも描写されるだろうとは思っていました。

それがどんな感じなのか気になりましたが、それを男女に置き換えると「ザ・王道少女漫画」といった恋愛ストーリー、かつピュアなものがメインでした。

一部、ちょっときわどいかなというのもありますが、抵抗ある方も大丈夫ではないかなぁと思います。

少女漫画でももっと過激なものは沢山ありますしね。

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日常のちょっとした彩り

夫に先立たれ自宅で書道教室を開いている、雪さん

本屋でアルバイトをしているけれど学校で友達がいない人見知りの女子高生、うららさん

この二人を主人公にしたストーリーなのですが、BLについて終始きゃっきゃと語り合ったり考えたりするという訳ではなく、BLは二人の出会いのきっかけであり、好きなものを分かち合う趣味のお友達です。

この漫画は、日々、普段の生活をそれぞれ送り、ちょっと苦しくなったり何かしたいと感じたときにこの趣味のお友達に時々会う。

その趣味がBL本の読書であるだけで全体的にゆったりとした話です。

同世代の友達ではないので、ジェネレーションギャップを感じることもありますが、それが新鮮だったり目から鱗が落ちるような体験をします。

むしろ共通項がBLしかないので、良い関係性を保てているようです。

私も経験がありますが、趣味の友達はそれ以外に利害関係がないので素直になれるんですよね。

特に思春期のうららさんは、人間関係に悩んでいることが多いようなので雪さんの年の功(?)のそうそうのことでは動じない姿で自信を持ってもらいたいです。

とにかく二人が良い距離感を持っているんです。

どちらも一方的に相手に刺激や気づきを与えている訳ではなく、世代の違いや人生経験の差でお互いの持っていないものを埋めている感じです。

うららさんが勇気を出して池袋の同人イベントに雪さんを誘ってみたり、雪さんは、溢れる好奇心でうららさんをそうとは知らずに励ましたり。

そうそう。酸いも甘いも知る御歳の雪さんが、彼らの恋(BL)を純粋に応援しながら読んでいるのを見るとなんだか微笑ましいです。

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