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漫画感想『将国のアルタイル 』 (2) カトウコトノ(著)

Comic Review

書籍情報

作品名:将国のアルタイル
巻数:2巻
著者:カトウ コトノ
出版社:講談社
発売日:2008/08/

将軍会議

一言で言うと清濁併せ吞む大人の世界だった訳です。
イブラヒムもマフムート降格で声を荒げるなんて若いなー、優秀な軍人のはずなのに。
救われた身としては声を上げたくなるのも仕方がないですね。

それにしてもザカノス将軍が自身の密偵達との接触できる水塔石をマフムートに与えた理由は何なのか。
正直、バルトライン帝国の言いがかりの解決・砦の町の反乱の鎮圧は結果論として成功しただけです。マフムートの将軍としての自覚がない自分勝手な行動については、あのカリル将軍だけでなく、ザカノス将軍自身がマフムートに苦言を呈している訳ですから高評価であるはずがない。

それでもザカノス将軍はマフムートに何かを見出したのでしょう。

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天才少年は世間知らず

世間知らずというか、知ろうとしていなかったというか。
自分の故郷を全滅させられたからこそ、『自分がなんとかしかくちゃ』と強く思っていたわけです。

その結果、
市井で生きる人々の営みに疎いことを思い知り、
何でも自分でやろう(できる)と思っている思い上がりを突き付けられ、

将軍になるとはどういうことか世間を見てきなさいと言ったカリル将軍の言葉通り、自分の視野が狭いことともっと広い世界を知らなければならないと痛感したマフムート。

同じ一族のスレイマンの一言が最後の一押しになっていましたね。
スレイマンは、今後マフムートのよき指導者(というより、兄的な立ち位置)になってくれるような気がします。

バルトライン帝国の人々

小姓のニコロからみたルイ大臣は、非常に優秀でニコロにとっては良いご主人様のようです。ですが、さすが大臣職に就いている身でもあるように腹に一物も二物も抱えた人物のようですね。彼が使っている赤蛇の教団は言うまでもなく、残忍だし。

レレデリク公爵も美女だけどちょっと振り切れた狂人物に見えなくもないし、部下のグララットも何か強そう。
と思えば、自領がどうやら貧しい土地のようでそれをどうにかしたいという思いも垣間見えます。そのどうにかの手段が戦争一択のようですが。彼らは間違いなく、トルキエに攻めてくるぞ。

あれ、こうなると皇帝陛下が一番まともなのではないかと思えてきます。
最も家臣たちがあれこれ後ろ暗いところを引き受けてくれるからまともでいられるとも言えますね。

カリル将軍の元旗持ち

マフムートの故郷トゥグリル村が戦禍で消滅した後、再建されたイェニ・トゥグリル村(新トゥグリル村)にいるザカノス将軍の密偵がカリル将軍の元旗持ち役というのが何とも。
戦災で焼け落ちた場に駆け付けたのはカリル将軍の軍ということからこのバルナロスも当時、トゥグリル村の惨状を目の当たりにしたと思われます。
スレイマンの話からすると、密偵への勧誘は災禍から数年後のはず。それまでこの村に留まっていた(と思われる)バルバロスも何か思うところがあったんでしょう。

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