好きなものを好きなだけ

  1. 本に関すること

大人になった今、国語の教科書を読むことにしました

私と教科書

 

趣味を読書としてマイペースに本を読んできましたが、最近、私が感じるのはぱっとタイトルを挙げられる印象深い作品の多くはここ10年前後に世に出てきた作品ではなく教科書に載っている作品ではないのかと。もちろん読後しばらく心に残っている作品というのは沢山ありますが自分に影響を与えたり読み返したいと思う本はそんなにありません。そして、そんなに多くないものの少ない部分を埋めるのは、日本では殆ど誰でも読んでいるといって差し支えない教科書に載っている作品。

せっせと読書している自分にとってなんだかちょっと皮肉めいているなと思います。

私は子供の頃は授業を聞かずに補助資料を読み込んでいた性質で、国語に関しては授業の都合で読み飛ばされる作品も全部読んでいました。だからこそ自分が好んで手に取らないあるいは知らないジャンルや作者の作品を読むことが出来ました。私は壺井栄もヘルマン・ヘッセも星新一も教科書で初めて作品に触れました。

もともと物語以外は興味なく自主的に手に取ることがなかったジャンルも読むことが出来、尾瀬の湿原やたった鉛筆一本を作るのに様々な人の生活や思いを考えさせられました。またページの都合上、抜粋された作品(夏目漱石の『坊ちゃん』や宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』)は、省略された部分や続きが読みたくて全集で読んだついでに他の作品を読んでみたりと読書の幅も出ました。

統一感のないラインナップですが、心に残る作品という一点が共通しているかと思います。

 

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もちろん沢山読んだからと言って必ず何かしら興味を持てるというような乱暴なことは言いません。ただ読んでみて興味が持てなかった、3行で飽きた、これも立派な意見だと、最近ようやくこんな風に思えるようになりました。
(でも自分が好きなものを好きになったと言ってもらえた方が嬉しいです、まだまだですね)

趣味の読書は当然のことながら好きなものへと偏りが出来てしまうので、ある種の強制力を持つ教科書はもってこいだと私は思います。

そうそう。それを思わせる思い出として小学生の時の読書の時間があります。私が小学生の頃、自分の好きな本を事前に図書室で借りてくるか自宅から持ってくるかして読書するという時間が設けられていたのですが、本を持ってこなかった子(忘れてきた子)は国語の教科書を読むことになっていました。

当時は「先生に言われた事(本を選んでくること)を守れないなんてだらしない」とちょっと怒っていました。本を選んできていないという点では確かに決まりを守っていない訳なんですが、とりわけ読書が好きでいない子、どんな本が自分が好きなのか分からない子にとっては、今思えば教科書を読むって最適だったなと思う訳です。

 

さて、ようやく本題

 

歴史に関しては高校の教科書の山川出版社さんが大人のための教科書として「もう一度読む」シリーズを出版されて好評を博しているそうですが、国語はそういった大人をターゲットにした書籍がないのはとても残念です。

 

 

 

普段なら残念で終わらせるのですが今回の私は自分のために終わらせませんでした。

といっても、当時の掲載作品を探し出してもう一度読んでみようというくらいなのですが学校に通っていた当時とはまた違った何かを感じられることに今から胸を躍らせています。

小中高とどの教科書を再読しようか悩んだ時、読書の原体験に欠かせないのは小学校の教科書だと思いました。ただ中学校の教科書の方が今の私に読み物としては面白いので小中の教科書を再読していこうと思います。

思い出そうとすると、一言一句間違えずにとはいきませんがかなりの作品のあらすじやシーンを覚えています。自身のことながら多感な時期に必ず読む教科書の影響力ってすごいんだなぁと思いました。

 

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教科書の読み直しにあたり

 

読み直し作品リストを作るために光村図書のサイトで現在の教科書の出典一覧を見てみたところ、私が使用していた頃とは随分と掲載作品が変わっていました。
赤い実はじけた、が今の教科書には掲載されていないのはちょっと、いいえ大分ショック
※私は国語の教科書は、小学校・中学校と光村図書でした

光村図書出版
http://www.mitsumura-tosho.co.jp/

ただ全掲載作品を覚えているわけではないのでどれが変更になっているのかがはっきりとせず、自分が使っていた教科書の作品を全部を読むことはできないんだと思っていたらさすがは光村図書さん、分かっていらっしゃる。

「教科書クロニクル」として、出版した版ごとの掲載作品の一覧が閲覧できるようになっていました。

光村図書「教科書クロニクル」
http://www.mitsumura-tosho.co.jp/chronicle/index.html

 

版ごとに掲載作品がまとめられているのも役に立ちました。というのも私には年の離れた姉妹がおり実は姉妹の教科書で読んでいたんではないのかと思っていた作品もあるからです。ざっと目を通してみましたが、やはり、どの学年(小学校高学年と中学校も混ざっていました)で読んだのかは記憶が混ぜこぜになっていましたが、本のタイトルを見ると途端にお話のあらすじがよみがえってきます。

あぁ早く読みたいと心がせくのですが、中には「書き下ろし作品」であり教科書を手に入れなければ読むことが出来なさそうなものもいくつかありました。でも自分の教科書は既に処分してしまっていてもう当時の教科書は中古でもないと手に入らない。そんな初めから前途多難の作業に朗報が。既に10年ほど前に光村図書が人気のあった教科書作品を集めて書籍化してくれているということを知り、今、お取り寄せ中です。

 

 

ちょっと値段が張るものですが、今年のクリスマスプレゼントはこれにしました。
私は、まとめて全巻注文しましたが1巻ずつでも販売されています。

 



 

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