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  1. 本に関すること

『ルビンの壺が割れた』のキャッチコピー案キャンペーン

 

新潮社のキャンペーン

読者のみなさまへ
ここに公開するのは、ある日突然送られてきた、まったく名前の知られていない著者による、刊行前の小説です。
ものすごく面白く、そして、ものすごく奇怪な小説でした。
あまりにすごいので、私はいまだ、この作品にふさわしいコピーを書けずにいます。
よろしければ、この小説をお読みいただき、すごいコピーを書いていただけませんか。
(ただし結末は絶対に明かさないでください)

 

⇒覆面作家デビュー作、発売前に全文無料公開『ルビンの壺が割れた』キャッチコピーください!(新潮社のサイト)

 

このキャンペーンは、新潮社が、017年7月14日~7月27日の期間限定で刊行前の本のキャッチコピーを募集しているものです。今でしたら、Webでキャンペーン版(修正前の小説)を無料で読むことができます。

 

キャンペーンについて一言

 

作品のキャッチコピーを募集するというのは割とあるような気がしますが、刊行前に広く募集するというのが新しい印象を受けました。ただ、修正前の作品を読ませてキャッチコピーを募集するというのが個人的にもやもやとしたものを持ちます。

というのも刊行までにどのくらいの校正を入れるのかにもよりますが、校正前の内容でキャッチコピーを考えるって、

それはあくまで「校正前の作品のキャッチコピー」だと思うからです。

誤字脱字程度の校正であれば構わないのですが、エピソードの順序の入れ替えや、場面をそもそも書き直したりすることもあるということをドラマの「校閲ガール」をみていて知りました。あれはドラマ(フィクション)ですので、もしかすると多少の脚色が入っているのかもしれませんが近いことは行われている可能性は高いと思います。

つまり、自身が印象深かったシーンをイメージしたキャッチコピーを考えていたとして、刊行された本ではそのシーンがまるまる削り取られてしまう可能性だってあるのではないでしょうか。

今読むことのできるキャンペーン用の小説はキャンペーンが終われば消えてしまうため、なおさら何のキャッチコピーなのか分からなくなってしまうのでないのかということが気になっています。

ですので、いくつかキャッチコピーを考えてみましたが、応募はちょっと躊躇っています。

 

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感想

 

この小説は、キャンペーンで「ものすごく面白く、そして、ものすごく奇怪」と自らのハードルを上げているのですが、このキャッチコピーがない方が面白かったという感想を言いやすいです。

ものすごく期待を持たされた中で読むことになるので、どうしても加点ではなく減点方式で読んでしまうんです。ですので、私の感想も自然とマイナス点ばかりを思いつきました。

まずタイトルに「ルビンの壺」と付けられているので詳細は分からないまでも、この物語がどういう風に進んでいくのか(どういう手法をとっているのか)が割と簡単に想像出来てしまいましたので面白さが半減です。もうちょっと分かりにくい方が個人的にはいいなぁ。分からなかったら「奇怪」な結末とも思えたのですが、分かってしまったのでぞわぞわっとするような感覚はあまり感じず。

序盤はテンポも良くまた流れは読めてもどういう結末になるのか、と結構どきどきしましたが、後半は失速している印象を受けます。それは、物語の後半で新事実がどんどん追加されていって冗長的になっているからかなと思います。物語の終盤になって辻褄合わせに奔走し、結果もたついた感じがしてしまってもったいないなぁと思いました。

 

 

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