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漫画感想『将国のアルタイル』(1) カトウコトノ(著)

Comic Review

書籍情報

作品名:将国のアルタイル
巻数:(1)
著者:カトウコトノ
出版社:講談社
発売日:2008/4/23

私が手にした時点で、19巻まで刊行されていました。読み進めるうちにどんどんはまり込んでいって、一日で既刊を読みました(笑)

こういった戦記物は、頭を使うので途中で焦らされると布陣や戦略、人間関係諸々をおさらいしてから読まないとついていけなかったりするので、読んでおいてなんですが出来れば完結してから一気に読んだほうが面白い気がします。

 

個人的に言わせてもらえれば、3巻からが面白いです。

1~2巻はマフムートがこれから活躍していくにあたっての成長やら物語の導入という意味合いが大きく、正直、戦記物としてはちょっと物足りないです。でも、この1~2巻を削ってしまうとそれはそれで世界観やらマフムートがどういった少年かという根幹が欠けてしまうのでままなりません。

 

中央アジアが熱い

他のサイトで見かけましたが、どうやら物語の時代や舞台はオスマントルコあたりをモチーフにしているようです。道理でどことなく知っていそうな地名が出てくるわけです!中央アジアといえば『乙嫁語り』も然り、文化(建物、衣装などなど)何だかとても良い!!

人々の生活が躍動感や生命力にあふれている感じがして、とっても魅力的。

この時代・地域の人々のイメージとして音楽と踊りが好きなイメージがとても強いのでもっと人々が楽しく歌って踊っている姿がみれるといいなぁ思います。

そういう楽しみが何に憚られることもなく出来るように、マフムート頑張って!!

 

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未熟な天才少年

自身の壮絶な幼少期の体験から、もう理不尽に奪われたくないという気持ちで将軍になった主人公。
ただ一心に将軍を目指してきた彼は、もともとあったであろう才能を努力で開花させています。

ですが、毒薬の将軍ことザガノスが言うように、帝国との件は、本当にたまたま上手く解決できた印象が色濃いものだったのではないでしょうか。
もちろん一生懸命に調べた結果が出たという見方もできますが、その事実に気が付けたのは運が良いとも見えました。(運も実力のうちってやつです)

ちょっと危うい感じがします。

ありあまる才能と若さゆえなんだとは思いますが、そもそも将軍って一人で突っ走ってはいけないのでは?と一般庶民の私でもわかるのに天才少年は分からなかったようです。
ここにマフムートの若さというか青さというか未熟さが出ていますね。まじめな性格も相まってなかなか。
融通の利かなさも昔からのようですし、よく言えば一途、悪く言えば頑なです。
これが話が進んでいく中でどのように成長していくのか楽しみです。

天才ゆえに、だいたい自分一人で何でもできてしまうって恐ろしいと思います。

為政側であるならば、一人で何でもこなせる完全無欠な人よりも、有能だけれどほんの少しの弱さ(周りがフォローできるちょっとしたこと)があるほうに皆は付いていくんですが、今のところ彼にはいろんな意味で怖くてついていけない。

能力はあるけれど圧倒的に経験が足りない姿を体現してくれていますね。

素の一面

ダンスと女性は苦手なようです。
苦手というより『将軍になるため』に必要じゃないことは全部すっ飛ばしてきたために不慣れなだけに見受けられました。
こちらもどんどん経験を積んでほしいですね。

詩作については、何も言いますまい(笑)

頼もしい相棒

マフムートのあだ名(二つ名)にもなっているイヌワシのイスカンダル。

囮の馬車を襲った一団をイスカンダルを筆頭とするイヌワシの一群で襲うシーンは、ヒッチコック監督の『鳥』を思い出しました。群れでじわじわと啄むのならもう一思いにやってくれという気分になります。味方だと頼もしい限りです。

イスカンダルといえば、宇宙戦艦ヤマトの目的地である惑星を思い出すのですが、ちょっと調べてみるとアレクサンドロス三世(アレキサンダー大王)のペルシャ語での呼び名でもあるそうです。漫画のタイトルからてっきり架空の惑星名を由来としていると思い込んでいたのですが、このアレクサンドロス三世を由来にしていても不思議じゃないなと思います。

 

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ファニーなキーマン

まんまるフォルムがファニーな印象を与えるカリル将軍。
マフムートとは、彼の家族が奪われた時から知っているようでかなり親しい関係のようです。

ファニーな姿で描かれるキャラクターって『人は見かけとは違う』という意味で、結構切れ者のイメージが強いです。中には見た目そのままな人も沢山いますが。
仮にも将軍職に20年も就いているので毒にも薬にもならぬ人物ではないでしょう。

現にバルトライン帝国からの責め(言いがかり)を負うと大将軍に申し出た際には覚悟を決めていました(マフムートの活躍によって命を繋ぎます)これで並の肝力ではないことは分かります。
また、砦の町の反乱に関しては、彼がマフムートを上手に操って成長させているという風に見えて仕方がありません。

 

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