好きなものを好きなだけ

  1. 本に関すること

読了 『あるかしら書店』 ヨシタケ シンスケ (著)

Book Review
書籍情報

作品名:あるかしら書店
著者:ヨシタケ シンスケ (著)
単行本: 103ページ
出版社: ポプラ社 (2017/6/6)

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文芸書ではなく、絵本ですが本が好きな人はもちろん、そうでなくても面白い

 

あらすじとしては次々に書店にやってくるお客さんの「~の本ってあるかしら?」というリクエストに「これなんかどうかしら」と書店員さんがいくつかの本を提案していくお話(いくつかは本ではありませんが、本を持っている人なら一度は欲しい!と思うような便利グッズ)です。内容はこの繰り返しですし、もともと絵本ですので特別に難しい言葉を使っているわけではない(むしろ平仮名が多い)ので子供も無理なく読めると思います。

紹介される本のひとつひとつが現実には存在しない(だろう)本なのですが、どれをとっても面白おかしく、時々、心の柔らかいところがきゅっとなって、そしてとってもユニークです。

ただ絵本だからと言って侮ってはいけません。平仮名の分かりやすい言葉だから『浅い』なんて思ったら大間違いです。

 

本、書店、そして図書館が好きな人は共感できるし、そうでない人はこれを読んだ後に本屋さんか図書館へ行ってほしい

 

作者は、本はもちろん書店や図書館にとても敬意の念を抱いているのではないかなと感じさせる内容が随所にありました。

「ラブリーラブリーライブラリー その1からその4」という本の紹介があるのですが、これを読んだ後に図書館に出かけたらなんだか自然と泣けてきました。なんでそんな風に感じたのかということを書いていくとそのまま話の内容を書いてしまうことになるので、詳細は控えますがちょっとだけ。

「ラブリーラブリーライブラリー」にあるように本当に本たちがあのように感じてくれていたなら読み手冥利に尽きるなぁなんて思ったからだと思います。そして、私がぼんやりと考えていた図書館という場所を私が思っていた通りに言葉にしてくれていたところです。自分では思うように言葉に出来ていなかったことをこんな風に本で伝えてくれていたことに素直に感動しました。

同じような感じで「本屋さんってどういうところ?」という内容を読んで本屋さんへ出かけるとやっぱり心がぎゅっとするような気がします。

 

どれか一つその本が実際に読めるとしたら

 

マイナーかもしれませんが「本のその後」かな。

読み終わった本やボロボロな本がリサイクルセンターへ運ばれた後のリサイクル方法について書かれた本として紹介されるのですが、リサイクル方法がとてもユニークでもっと細かい内容を知りたくなる興味深い一冊です。

 

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