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漫画感想 『orange』(1)~(5) 高野苺 (著)

Comic Review

書籍情報

作品名:orange
巻数:(1)~(5)
著者:高野苺
出版社:双葉社
発売日: 2013/12/25 ~ 2015/11/12

本編は5巻で完結していますが、アナザーストーリーとして6巻が刊行されています。(2017/6時点)

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皆が優しすぎて物足りない

 

こう思うのは、私が擦れてしまったからでしょうか。。。

まず私は優しい世界の優しい人たちの物語は好きです。

でも、この物語に関して言えば「皆が優しすぎる」がゆえに譲り合って不完全燃焼な気持ちにさせられました。

画も綺麗ですし、さらっと読めるのですが、この場面が印象的!このという場面が見つけられずに記憶に残らない感じです。何でだろうと考えた結果、全体的に「皆、本当に仲良しなんだよね?」と思うような希薄な関係性にみえてしまうことが原因でしょうか。

人間臭さがないんですよ。

 

例えば、須和君。

色々もがいて考え抜いた結果、最終的に菜緒と翔を応援するなら割とすんなり受け入れられるのですが長年片思いしていた割にはあっさり引き下がるあたり何だか「本当に菜緒の事好きだった?」と疑ってしまいます。もちろん須和君が菜緒を大事にしていたことはわかりましたが、須和君の思いはそんなものだったの?という感じてしまう描かれ方だなぁと思いました。葛藤があったとしたらもうちょっと前に押し出してほしかったです。

決してどろどろとした三角関係にして欲しいわけではなくて、彼が悩みぬいた過程が知りたいし、そういう感情が見える部分に読み手は感情移入する(しやすい)んじゃないかなぁと思います。

 

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手紙は自身たちも救われたかった

 

「10年後からパラレルワールドの10年前に手紙を送る」

それで決して自分たちの今(10年後)が変わるわけではないし、もっと言ってしまえばそもそも手紙を送ると言っても10年前にちゃんと届くかも届いた結果パラレルワールドの自分たちがそれを信じたのかも分からない。

30代目前の大人になった彼らにもそれが分からなかった訳じゃないと思いますが、それを見ないふりしてでも手紙を書いて送ったのは、彼らも10年前に負ってしまった傷から「救って欲しかった」んだと思います。

手紙に思いを綴って、パラレルワールドに届くよう願って、そうすることで過去を変えられない10年後の彼らが救われるといいと感じました。

 

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